2021/02/21 01:10

2005年の秋に開店し15年。

地域の方のご愛顧とメーカーさん達のご協力

そしてスタッフ達の愛で

なんとかやってこれました。

心より御礼申し上げます。


初めての皆様に自己紹介をすると

私達Circleはひょんな思いつきで始まりました。

2005年の初夏、当時ロサンゼルスに

メンズの古着の仕入れに出かけた際に出た

こども服の古着屋を

やってみたら楽しそうという

非常に楽天的な思いつきからの出店。


アメリカで自信満々に仕入れたこども古着。

個性派ディーラーさんから取り寄せたビンテージ品。


しかしオープンして最初に思ったのは

「やっちまった。」

メンズ、レディースとは

まるで畑違いだったこども服業界。

適切な価格もサイズ感も何も分かってなかった。

売り場も仕入れも季節感もちんぷんかん…

私達は猛烈に焦りました。

そもそも地方でこども古着はハードルが高過ぎた…

しかし内装費はいつもの出店の2倍かけてしまった。


過剰なやる気と調子乗りが裏目に出て

何もかもうまくいかない。本当に甘かった。


そこからの3年間は赤字経営の中

必死にこども服業界を勉強し

仕入れのルートを少しずつ変えては戻し

一歩進んで二歩下がり続けました。


しかし神は我々を見放さなかった。


こども服経験のあるスタッフ達

一時的に謎のメガヒット商品に恵まれ

赤字ギリギリで首の皮一枚で

生存し続けることができました。


2年目売れな過ぎて泣く泣く詰めた福袋が

後にお客様から愛される定番になったりで

なんとか営業を続けられています。


今でも開店初日の光景をはっきり覚えています。

当日ギフトを全く予想していなくて

ご近所の店舗用品店に猛ダッシュでトンチンカンな

ラッピング用品を買いに走り

汗を大量にかきながら渋いオジ様用と

思われる贈答用の箱に

こども服を無理やり詰めたあの日。

まさに未知との遭遇。


しかし変で不出来な店が出会えたのは

素晴らしいお客様たちでした。


未熟な私達を本当に支え励まし育てて頂き

感謝してもしきれません。 

通でファッション好きなパパたち

何度も優しく励ましてくれた若いママたち

そして個性的なこどもたち。


開店当初のお客様は高校生になり

立派な社会人になりました。

今では洋服を通してこどもたちの側に

いられた事が私達の誇りです。


今日も山口県の片隅で

ああでもない、こうでもないと

こども服の事ばかり考えて営業しています。


こどもたちから貰える笑顔、エネルギー、勇気

そして奇想天外なワクワク感を糧に


店舗販売、こども服を通して皆さまと

ファッションの持つ文化や楽しさを

共有していけたらと思います。


これからもお付き合いよろしくお願いします。

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